遺伝子組み換え と 生命の支配 を問うドキュメンタリーシリーズNo.1
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      暴走する生命  Life running out of Control         


 遺伝子工学の発達と共に 1980年代半ばから、植物・動物そして人間までも遺伝子的に操作する動 きが加速してきた。
 “何でもできる”と。
巨大多国籍企業は、あらゆる分野の遺伝子に注目し、これに特許をとり、特 許製品を開発してきた。農産物、家畜、魚、医薬品・・・
しかし、インドでは遺伝子組み換え綿(GM綿)が悲惨な収穫をもたらし、 借金を抱えた農民達は土地を手放すか、自分の腎臓を売るか、自殺に訴えな ければならなくなった。
カナダでは、GM菜種の種が隣接する農家の畑に飛ばされ、有機農業ができ なくなった。
GM鮭の販売も近い・・・
種子に、生命に、特許をとる多国籍企業。
彼らの「生命支配」に対して農民や消費者・市民は―。

2004年/ドイツ/60分/デンクマル・フィルム製作
監督 ベルトラム・フェアハーク & ガブリエル・クリューバー
原題 Life running out of Control

   上映会のできるDVD 好評発売中!暴走する生命DVD
 
ベルトラム・フェアハーク監督 B.A.U.M.環境賞(ドイツ)  受賞
    環境保全と持続可能性 への貢献に対して  (→)

予告編(2分)
 




  半分の生育期間で6倍の大きさに成長する
   遺伝子組み換え鮭(GM鮭)




 自ら殺虫性を持つBt綿が高価格で売られたが、
 病気と害虫にやられ収穫は悲惨だった。
 何千人もの農民が自殺に追い込まれた。



 
       

★GM鮭  米国政府が認可 (2015年11 月19日)
 この映画に登場するアクア・バウンティ社の遺伝子組み換え 鮭(GM鮭)について、2015年11月19日、米国の FDA(食品医薬品局)は、ついに食品として認可した。
 200万ものパブリック・コメントが寄せられるなど猛烈な 世論の反対を押し切っての承認。
 遺伝子組み換え食品が動物について認可された初めてのケー ス。
 生産はカナダとパナマの陸上養殖施設に限定された承認だ が、GM鮭は非GM鮭と安全面、栄養面で差がないとして、食 品表示義務も設けない。
 食品安全センターのアンドリュー・キンブレル氏(下記) は、「危険で違法な」この決定に対して強く抗議し、他団体と ともに訴訟を起こすと発表した。 

   ・・・・・・・・・・・・・・国際映画祭で数々の受 賞・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・第6回FICA -国際環境映画祭2004 /ブラジル
    
長 編第1位 (カルモ・ベルナルデス・トロフィー)
 ・フライブルク国際環境映画祭(エコメディア 21)2004 /ドイツ
    
" 最高のジャーナリズムを達成した 金山猫賞"
 ・第 10 回セイア国際環境映画・ビデオフェスティバル2004 /ポルトガル
    
" 環境大賞"および"特別賞"
 ・第23回バンクーバー国際映画祭2004 /カナダ
    
カ ナダ国立映画制作庁賞ノミネート
 ・国際ドキュメンタリー協会IDA第20回記念大会 2004 /米国
   
 IDA 賞ノミネート
 ・第53回コロンバス国際映画&ビデオフェスティバル 2005 /米国
    
ク リス賞
 ・EARTH VISION - 国際環境映画&ビデオフェスティバル2005 /米国
    
" 農業、農薬、土壌部門 第1位"

         ●映画に寄せられ た声(アンケートより)  

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●映画から


ヴァンダナ・シヴァ
(インド・物理学者・環境活動家)
「食物は常に“兵器”として使われてきました。究極兵器を手にしたいと望む者 達によって。 しかしより根本的なのは食物の始まりである“種子”を支配する ことです。・・・それは
 世界を支配しようとする試みです。」



アンドリュー・キンブレル

(米国・弁護士・作家・食品安全センター代表)
「遺伝子技術の分野では、民主的な手続きを全く経ずに、ごく少数の科学者と企 業だけで 天然の遺伝子を作り変えようとしているのです。全ての生き物、私達 がこよなく愛する
 すべてのものが、後戻りのできない方法で作り変えられようとしているので す。」
GM 魚を開発するアクア・バウンティ社
                 (カナダ)
副社長マクゴニグル
「魚を不妊化して繁殖できなくします」

(カナ ダ・有機 農家) 
「強い風が吹くんだ。GM菜種が俺の農場まで吹き飛ばされてくる。」



(カナダ・GM農 家)
「最初は狭い土地で始めたけど、今では100%の土地でGM菜種を栽培してい る。
カナダの農産物の90%は輸出用、外国市場に行く。」



T・ トラーヴィク
(ノルウェー・分子生物学者)
「1980年代末までは遺伝子組み換え技術に熱狂していました。
革命がおきている!人類に大きな恩恵をもたらすぞ、と。
しかし実験していて気付いたのです。これは科学者にとっては非常に面白い。
けれども現実の生態系、現実の有機体の中で行われたら、大変な問題を
引き起こすかもしれない。」


ラ リー・ ベイン(米国・レストラン 経営者)
「シェフと店主には、食品業界で起きていることを見張る責任があります。
とりわけ問題なのは、合衆国では遺伝子組み換えの表示が無いということで す。」