遺伝子組み換えを問うドキュメンタリーシリーズ 視聴者アンケートより | ||
「暴走する生命Liferunning out of Control」 & 「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」 を見て |
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●明確なモチーフ(問題意識)と、それを作品化する構成力をもった監督が撮るドキュメンタリーは、こんなにも違うものかと思いました。取材対象に寄り添うだけでなく、社会全体を俯瞰する目と、問題を的確に浮き上がらせる編集力の確かさ。さすが『核分裂過程』のベルトラム・フェアハーク監督だと思います。 遺伝子組み換え生産物の怖さ、危険性に迫るとともに、基本的人権や民主主義といった人類が長い歴史のなかで培ってきた普遍的価値が少数の特権的立場の人間によって犯されている事実と、さらに長い年月をかけて育まれてきた生命の尊厳の危機が目前に迫っていることを訴える作品だったと思います。 とくに、ほとんどヤクザまがいの手法と論理で一私企業が人間を奴隷化する構図が、とても分かりやすく、かつ感動的に作られていました。 似たような構図はこれまでもさんざん繰り返されてきましたが、それをどうすれば覆せるのか、監督はパーシー・シュマイザーさんの闘いを通して一つの答えを差し出していると思います。 彼が裁判に勝って記者会見するシーンと、ライト・ライブリフッド賞を受賞するシーンは、「人間もまだ捨てたものじゃない」と思わせてくれました。 久しぶりに闘う勇気と感動(使い古された言葉ですが、文字通り)を与えられたドキュメンタリーでした。(40代男性) ●自分の命を、権利を、誰に握られるの?自立した消費者でありたい。(30代女性) ●『暴走する生命』の中の、化学汚染と遺伝子汚染は基本的に違う、というコメントが心にに残りました。パーシー・シュマイザーさんの行動に心を動かされました。(30代男性) ●あらためて、理不尽なことが行われているという実感と、それにあきらめず信念を持って抗議活動を行っている人々の多さと存在に熱いものを感じます。それぞれが、次世代に残すものは何かを選択することで、この活動を応援する、この活動に参加することが大切と、実感しました。(50代女性) ●動物が遺伝子操作で生命を破壊されている姿に心が痛みます。自分の筋肉の重さで板に寄りかからないと立っていられない豚は、その後どうなったのでしょうか。豚は、人の手によって家畜化されたが、それは人間の知恵によるもの。GMは知恵ではなく、傲慢によって、生命の根源を変える横暴です。 ●遺伝子組み換えそのものの恐ろしさと共に、営利を目的とした拡大し続ける企業の恐ろしさを感じた。弱者が犠牲を払って戦わないといけないというのはおかしい。国や国際機関が積極的に情報公開や抑止を行うべきである。(40代) ●ヴァンダナ・シヴァさんとシュマイザーさんの熱く強い意志を持った姿、話を見聞くことができてうれしかった。感動しました。巨大な力に市民が負けないための心の支えになる作品でした。(40代男性) ●2本とも非常に良くできている映画だと思いました。テーマの遺伝子組み換えや種子の問題とともに、生命の自由、農民の権利を求めて闘う姿は、本当に心を打たれるものでした。シュマイザーさんの話は実際に一度聞きましたが、監督の視点によって、彼が粘り強く闘う姿が鮮明になっていて、あきらめそうになる私たちの方が励まされる思いでした。(60代女性) ●日常生活のウラの裏で、恐ろしい出来事が起きているのだと、恐ろしくなりました。私自身、牧歌的な農業(安心で安全な農業)を求めて農夫生活を希望しているので、とても参考になりました。企業、裁判所、政府には決して「愛農民心」がないことがわかります。「愛国心」「愛社心」という言葉はあるのに。(60代男性) ●おそろしい世界です。消費者一人一人が、もっと関心を持って、声をあげていかなければいけないと本当に思います。組み換えのものは買わず、地産地消のライフスタイルを心がけていきたいと思います。(20代女性) ●何が世界のマジョリティなのか。日頃「報道」されていることが、どんなスタンスに立ったことなのか、考え直してみたいものです。(50代男性) ●現実を知ることができて、とても良かったと思います。私達ができることは全ての商品に表示させることが先決ですね。モンサントのやり方を全て知らせているシュマイザーご夫妻に感謝します。(60代女性) ●知らずに食べていることがショックでした。生命に特許を取るという発想はやはりおかしいですね。でも、映画の最後は少し希望が持てました。(40代女性) ●初めて見ました。種のこと、とてもびっくりしました。最後は涙が止まらなかったです。 ●大変勉強になりました。とても力強いものを感じ、感動しました。私も自然農法活動をしていますが、志を同じくする人々と共に協力して、未来へ残せる事をしていきたいと思います。(50代男性) ●思ったとおり、おもしろかった。2〜3年前にグリンピースなどでずいぶん遺伝子組み換えの話題を聞いていたので、興味はありました。でも、キャンペーンをはっても、本当に日本は根付かなくて、大変ですね。(30代女性) ●ヴァンダナ・シヴァさんやシュマイザーさんの記事はずっと読んでいましたが、実際に主張する場面を初めてみられて良かったです。大きな力に立ち向かうのはとても難しいことですが、消費者一人一人が意識すれば勝てる、と思いました。(生協活動を通して)その一助となる仕事ができるように意識していくつもりです。(30代女性) ●生き方が変わるほどの衝撃でした。これまで「何となく」避けていた遺伝子組み換え食品、これからは土地、農業、生命、そして自分やその子孫のためにも積極的に避けたいと思いました。感謝です。(30代女性) |