故郷のために ギートルさんたたかう

 編 み物をしていると母のことを思い出すの

●これはヴァッカースドルフの近隣に生まれ 育った一人の女性を描いたドキュメンタリーです。

 「以前は夫と一緒でなければ私はどこへも出かけなかったわ」
と語る穏やかで保守的なギートルさんにとって、再処理工場とのたたかいは、
自分自身に出会う旅でもありました。
 「こんなにも抵抗しているのに工事が進んでしまう」
と語られる、ヴァッカースドルフの人々にとっては最も厳しい時期に作られた作品ですが、
コミカルな音楽にのせて、彼女の日常とその想いが柔らかく時にはユーモラスに映し出されます。

「核分裂過程」で激しいデモに参加していた村人たちは何を想い、どんな暮らしをし、
どのように抗議行動をしていったのか、ギートルさんを通して知ることができます。
そしてまた彼女の姿は日本のあちこちで活動する女性たちとも重なります。

「生きること」に深く思いをはせる愛すべき作品。

★ 1988年制作 カラー 45分
  監督:ベルトラム・フェアハーク &クラウス・シュトリーゲル
  制作:デンクマル・フィルム


チラシ(クリックすると拡大)
    アン ケート より        

♪ 「核分裂過程」とはまた違っていますが、なかなか味のある映画。
小さい会場で、少人数で見続けていきたいと思います。

♪ 平凡な一主婦(市民)が若い人とともに闘っていくようになる姿、
とてもromanticです。
「核分裂過程」とともに、民主主義の物語として把握しました。

♪ 日常の暮らしの中に動くことが入ってきたことで、彼女がいきいきと、
ほんとにのびやかに気持ちよさそうに行動し、話し続けていく。
ふっと私の頬がゆるむほど、心地よかった。



日曜ごとに再処理工場敷地周辺を歩く 「散歩」

★上映用DVD貸出料: 1日 15,000 円(税別) 
               大規模上映会の場合は、ご相談のうえ上映料を決めます。

★ 自主上映会申込書
★ 自主上映会の手引き

 お問合せ:小林大木企画 ・「核分裂過程」の上映を実現させる会


「核分裂過程」

ホームへ戻る