今回は『核分裂過程』と共に、再処理工場を止めたドイツ・ヴァッカースドルフから最新の
短編映像を上映します。
2月23〜24日に、原子力資料情報室主催の「プルトニウム政策国際会議2017」が開かれますが、
そのゲストとしてドイツから、『核分裂過程』『故郷のために』『半減期』に登場した
イルムガルト・ギートルさん(86歳)が来日する予定でした。
しかし、18時間に及ぶ旅程はリスクが大きいとドクターストップがかかり、代わって
ビデオ・メッセージが作られました。
撮影・編集したのは、『核分裂過程』の共同監督の1人、クラウス・シュトリーゲルさんです。
アーカイブ映像も入れて、素晴らしい17分の短編が誕生しました。
イルムガルト・ギートルさんが日本の私たちに向けて直接に語るビデオ・メッセージです。
ヴァッカースドルフの9年間にも及んだ粘り強く激しい反対運動を根底で支えていたものは何か。
核・原子力の問題を超えて、強く深く心に響きます。
国際会議では24日に映されますが、その前日の23日夜、本上映会で初上映します。
ぜひ、ご覧ください。
ドイツではヴァッカースドルフ30周年として1月にミュンヘンでも『核分裂過程』『半減期』が
上映されたそうです。その紹介記事は
「ドイツの原子力産業の歴史は、抵抗運動の歴史とも言える。政治とはまったく関わりの
なかった人々が、両手に思いを握りしめて、街中に(デモに)出て行くという歴史である。…」
と始まります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●2月23日(木)デンクマール・フィルム上映会−No.2
ードイツ・核と抵抗の歴史を問うー
18:40 開場
19:00〜20:35 『核分裂過程』
20:45〜21:05 『ギートルさんからのメッセージ』
21:05〜21:30 トーク
【会場】あうるすぽっと 3階A
(東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル 3F )
【料金】
1000円
*22日までに予約の方は 100円引
【予約・お問合せ】小林大木企画 TEL.042-973-5502
メール予約の方は、件名を「2月23日上映会予約」として、
お名前、人数、電話番号、希望作品番号を 22日までに
info★ko-okfilm.com(★は半角@)にお送りください。